国民健康保険料 計算ツール 2026年版

所得・世帯人数を入力するだけで国民健康保険料を即計算。社会保険との違い・国保が高い理由・退職時の任意継続との比較・軽減減免制度を厚労省データで徹底解説。

国保料を即計算社保との違い高い理由任意継続との比較軽減制度無料・登録不要

国民健康保険料 シミュレーター

年収・世帯人数・お住まいの地域から、年間の国民健康保険料を試算します(2026年度の平均的な料率で計算)。

額面(税引き前)の年収
国保に加入する家族の人数
40〜64歳は介護保険料が加算
所得の計算方法が変わります
国民健康保険料(年額)の目安
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医療分-
後期高齢者支援金分-
算定基礎となる所得-
参考:社会保険(協会けんぽ)なら-
📖 国保の仕組み・軽減制度を詳しく読む

国民健康保険料の仕組みと計算方法(2026年版)

国民健康保険とは

国民健康保険(国保)は、自営業者・フリーランス・無職・退職者など、会社の健康保険(社会保険)に加入していない人が加入する公的医療保険です。市区町村が運営し、加入者の前年所得・世帯人数などに応じて保険料が決まります。保険料は自治体によって計算方法・料率が異なるのが特徴です。

国保保険料の構成

【国民健康保険料の構成(多くの自治体)】 国保保険料 = 医療分 + 後期高齢者支援金分 + 介護分(40〜64歳) 各分はさらに以下で構成: ・所得割:前年所得 × 料率 ・均等割:加入者1人あたり定額 ・平等割:1世帯あたり定額(自治体による) ・資産割:固定資産税額 × 料率(一部自治体) → 前年の所得が高いほど保険料が高くなる → 世帯の加入人数が多いほど均等割が増える → 自治体によって料率・計算方法が異なる

会社員の社会保険との違い

項目国民健康保険社会保険(会社員)
運営市区町村協会けんぽ・健保組合
保険料負担全額自己負担労使折半(会社が半分)
計算基準前年所得・世帯人数標準報酬月額
扶養の概念なし(加入者全員に均等割)あり(扶養家族は保険料不要)
傷病手当金原則なしあり

国保保険料が高いと感じる理由

国保は①全額自己負担(会社が半分負担する社会保険と違う)②扶養の概念がなく家族の人数分の均等割がかかる③前年所得で計算されるため退職直後は高い——などの理由で「高い」と感じられがちです。特に会社を退職して国保に切り替わった人は、前年の高い所得をもとに計算されるため、保険料の高さに驚くことがあります。

国保保険料を抑える方法

💡 国保で知っておくべきポイント:①保険料は前年所得で決まる(退職直後は高い)②自治体により料率が異なる③退職時は任意継続との比較が重要④低所得世帯は軽減制度がある⑤家族の社会保険の扶養に入れないか検討する

【数値で見る】国保料の実態・比較・2026年度改正

国民健康保険料は「自分はいくらか」「会社員の保険と何が違うのか」が分かりにくい制度です。ここでは公的データに基づき、具体的な数値と比較で実態を見ていきます。

2026年度(令和8年度)の主な改正点

2026年度から、国保には重要な変更がありました。知らないと損をする可能性もあるため、押さえておきましょう。

改正点内容
子ども・子育て支援分の新設従来の3区分(医療・支援・介護)に第4の区分が追加。全加入者が対象だが、高校生年代までの子どもは均等割が10割軽減(負担なし)
賦課限度額の引き上げ保険料の年間上限が109万円→113万円に(高所得世帯が対象)
給与所得控除の引き上げ最低保障額が55万円→65万円に。年収180万円以下の人は算定基礎所得が減り、保険料が下がる可能性
軽減基準の拡大5割・2割軽減の判定基準額が引き上げられ、軽減対象が若干広がった

年収別・国保料の目安(単身・40歳未満・東京23区の例)

同じ条件でも自治体で変わりますが、目安を知るために東京23区の料率での概算例を示します。介護分のない40歳未満・単身のケースです。

年収(給与)国保料の目安(年額)月額換算
100万円約4〜6万円約3,000〜5,000円
200万円約13〜16万円約1.1〜1.3万円
300万円約21〜25万円約1.8〜2.1万円
400万円約29〜34万円約2.4〜2.8万円
600万円約45〜52万円約3.8〜4.3万円

※あくまで概算の目安です。自治体・年度・控除・世帯構成により大きく変わります。正確な額は上の計算ツールやお住まいの市区町村でご確認ください。

【比較】自治体によってこんなに違う

意外と知られていませんが、国保料は住む自治体によって大きく異なります。同じ所得・世帯構成でも、年間10万円以上の差が出ることがあります。これは、各自治体の医療費水準や財政状況、加入者の年齢構成が異なるためです。一般的な傾向として、大都市圏は所得割の料率が高めで、地方は均等割(1人あたりの定額)が高めとされています。引っ越しを検討する際、家賃や物価は気にしても国保料まで比較する人は少ないですが、これも生活コストの一部です。

【比較】会社員の健康保険(社保)と国保の違い

「会社を辞めたら保険料が一気に上がった」とよく言われます。その理由は、社保と国保の根本的な仕組みの違いにあります。

項目会社員の社保(協会けんぽ等)国民健康保険
保険料の負担会社と折半(本人は半額)全額自己負担
扶養制度あり(家族を扶養に入れても保険料は増えない)なし(家族全員に均等割がかかる)
傷病手当金あり(病気で休んでも給与の約2/3)原則なし
出産手当金あり原則なし
保険料の計算標準報酬月額×料率所得割+均等割(+平等割)

特に大きいのが「会社が保険料の半分を負担してくれる」点と「扶養制度の有無」です。会社員時代は会社が半額を負担していたため、退職して国保に切り替えると、その分も自己負担になり負担増を実感します。また、社保では配偶者や子を扶養に入れても保険料は変わりませんが、国保は加入者全員に均等割がかかるため、家族が多いほど負担が増えます。退職時は、国保・任意継続・家族の扶養の3択を比較することが重要です。

知っておきたい軽減制度(申請不要・自動適用)

所得が一定以下の世帯は、均等割・平等割が自動的に軽減されます。申請は不要ですが、世帯全員の所得申告が前提です。未申告だと軽減が受けられないことがあるため注意が必要です。

軽減割合世帯の総所得の基準(目安)
7割軽減43万円以下
5割軽減43万円+31万円×被保険者数 以下
2割軽減43万円+57万円×被保険者数 以下

また、倒産・解雇などによる非自発的離職の場合、給与所得を30%とみなして計算する特例軽減があります。失業時は大きな負担軽減になるため、該当する場合は市区町村窓口で手続きしましょう。

【地域差】主要都市で国保料はどれだけ違う?

国保料は自治体ごとに料率が異なるため、同じ所得・世帯人数でも住む場所によって差が出ます。2026年度(令和8年度)に新設された「子ども・子育て支援金分」の所得割率を例に、主要都市の違いを見てみましょう。

自治体子ども・子育て支援金分 所得割率備考
仙台市0.25%今回比較した中で最も低い
東京23区0.27%平等割なし(均等割・所得割のみ)
大阪市0.28% 
京都市0.28% 
横浜市0.34%今回比較した中で最も高い

※各自治体が公表した2026年度(令和8年度)確定料率のうち、子ども・子育て支援金分(所得割)を比較したものです。医療分・後期高齢者支援金分・介護分の料率は自治体ごとにさらに差があり、総額ベースでは年間10万円以上差が出ることもあります。正確な総額は、お住まいの市区町村の公式サイトまたは上のツールでご確認ください。

2026年度は全国一律で上限額が引き上げ

料率は自治体ごとに違いますが、年間保険料の「上限額(賦課限度額)」は全国一律で決まっています。2026年度は113万円(医療分67万円+後期高齢者支援金分26万円+介護分17万円+子ども・子育て支援金分3万円)で、2025年度の109万円から4万円引き上げられました。高所得世帯ほど、この引き上げの影響を受けます。

💡 引っ越しを検討している方へ:家賃や物価だけでなく、国保料も自治体によって差があります。特にフリーランス・自営業で国保に加入している場合、引っ越し先の料率次第で年間数万円単位の差が出ることもあります。転居を決める前に、候補地の市区町村サイトで料率を確認しておくと安心です。

出典:各市区町村公表の令和8年度国民健康保険料率、厚生労働省「国民健康保険の保険料の賦課限度額について(令和8年度)」

国保料を抑える成功・失敗パターン

同じ制度・状況でも、知っているかどうか・どう行動するかで結果が変わります。よくある成功パターン・つまずきパターンを一般的な傾向として紹介します。

うまくいきやすいパターンつまずきやすいパターン
退職時に任意継続・扶養と比較し最も安い選択をしている比較せず国保にして、結果的に高い保険料を払う
所得が下がった年に軽減・減免制度を申請している軽減制度を知らず、本来より高い保険料を払う
扶養に入れる場合は家族の社保の扶養を活用扶養の選択肢を知らず、世帯全体の負担が増える
経費計上・控除で所得を適正にしている(自営業)所得計算が雑で、保険料が割高になる
⚠️ 「正解は人それぞれ」という視点:国保料の最適な抑え方は、退職・転職・収入の状況によって人それぞれです。「任意継続が得な人」もいれば「国保が得な人」もいます。自分の状況に合わせて、市区町村の窓口で試算・相談するのが確実です。ここで紹介したのは一般的な傾向であり、最適な選択は一人ひとりの状況によって異なります。判断に迷う場合は、公的機関の窓口や専門家に相談することをおすすめします。

💡 保険料が払えない・医療費が高い——そんなときに使える制度

日本の公的支援は、そのほとんどが「申請しないと受けられない」仕組みです。制度を知らないまま、受け取れるはずの支援を逃している人は少なくありません。これらは施しではなく、私たちが保険料や税金を納めて支えている正当な権利です。当てはまるものがあれば、ためらわず窓口に相談してください。

失業・退職した方

非自発的失業者の保険料軽減

倒産・解雇・雇い止めなど、自分の意思でない理由で離職した場合、国保料の計算で前年の給与所得を「30%」とみなして計算してくれる制度があります。保険料が大幅に下がる可能性があります。

対象は、雇用保険の特定受給資格者・特定理由離職者(離職票の離職理由コードで判定)。申請しないと適用されません。離職票を持って市区町村の国保窓口へ。

所得が減った・収入がない方

保険料の減免・軽減制度

所得が一定以下の世帯は、保険料の均等割が7割・5割・2割軽減されます。これは原則自動適用ですが、住民税の申告をしていないと判定できず適用されないことがあります。収入がない年も申告しておきましょう。

また、災害・病気・失業などで著しく所得が減った場合は、申請による減免制度もあります。払えないまま放置すると延滞金がつき、保険証が使いにくくなることも。払えないと感じたら、滞納する前に必ず窓口へ相談を。分割納付の相談にも応じてもらえます。

医療費が高額になった方

高額療養費制度(時効2年に注意)

1か月の医療費の自己負担が上限額を超えたとき、超えた分が払い戻されます。例えば年収約370〜770万円の方が医療費100万円(窓口負担30万円)かかった場合、約21万円が戻ります

⚠️ 申請の権利は、診療を受けた月の翌月1日から2年で消滅します。過去2年以内に高額な医療費を払った記憶があれば、今からでも遡って申請できます。加入している健康保険(市区町村・協会けんぽ・健保組合)に確認を。

これから入院・手術する方

限度額適用認定証・マイナ保険証

事前に「限度額適用認定証」を用意するか、マイナ保険証を使えば、窓口での支払いが最初から上限額までで済みます(後から払い戻す手間も、一時的な高額の立て替えも不要)。入院や高額な治療の予定が決まったら、早めに手続きを。

どこに相談すればいい?
国保・保険料のことは市区町村の国民健康保険課、医療費は加入している健康保険の窓口へ。生活全般で困っている場合は、各自治体の「自立相談支援機関」(生活困窮者自立支援制度の窓口)が、家計・住まい・就労まで無料で相談に乗ってくれます。「こんなことで相談していいのか」とためらう必要はありません。制度は、使われるために作られています。

❓ よくある質問

国民健康保険料はどうやって計算されますか?
国保料は「医療分+後期高齢者支援金分+介護分(40〜64歳)」で構成され、各分が「所得割(前年所得×料率)+均等割(1人あたり定額)+平等割(1世帯あたり)」などで計算されます。前年の所得が高いほど、世帯の加入人数が多いほど保険料が高くなります。料率・計算方法は自治体によって異なります。上のツールで所得・世帯人数などを入力すると、おおよその保険料が分かります。正確な額は市区町村にご確認ください。
なぜ国保料は高いと感じるのですか?
国保が高いと感じる理由は①全額自己負担(会社が半分負担する社会保険と違う)②扶養の概念がなく家族の人数分の均等割がかかる③前年所得で計算されるため退職直後は前職の高い所得をもとに計算される——などです。特に会社を退職して国保に切り替わった直後は、前年の所得が高いと保険料も高くなります。退職時は前職の社会保険の任意継続(2年間可能)と国保のどちらが安いか比較することをお勧めします。
退職後は国保と任意継続どちらがいい?
退職後の健康保険は①国民健康保険②前職の社会保険の任意継続(2年間)③家族の社会保険の扶養に入る——の選択肢があります。任意継続は会社負担分も自己負担になるため保険料は在職時の約2倍になりますが、上限があるため高所得者は国保より安い場合があります。一方、扶養に入れる場合は保険料がかからず最もお得です。退職時に国保料・任意継続保険料を試算して、最も有利な選択肢を選びましょう。手続きには期限があるため注意が必要です。
国保料の軽減・減免制度はありますか?
あります。①低所得世帯の均等割・平等割の軽減(7割・5割・2割軽減)②非自発的失業者(会社都合の退職等)の保険料軽減③災害・病気等による減免④産前産後期間の保険料免除——などの制度があります。これらは申請が必要な場合と自動適用される場合があります。所得が大きく減った場合や失業した場合は、市区町村の国保窓口に相談すると軽減・減免を受けられる可能性があります。利用できる制度がないか確認しましょう。
国保には扶養の概念がないのですか?
はい、国民健康保険には会社員の社会保険のような「扶養」の概念がありません。社会保険では扶養家族の保険料はかかりませんが、国保では世帯の加入者全員に均等割(1人あたり定額)がかかります。つまり家族が多いほど保険料が増えます。これが「国保は家族が多いと高い」と言われる理由です。配偶者や子どもがいる場合、家族の誰かが社会保険に加入してその扶養に入れれば、世帯全体の保険料を抑えられる場合があります。
国保料はいつ・どうやって払いますか?
国保料は通常、6月頃に年間保険料が確定し、6月〜翌3月の年10回(自治体により異なる)に分けて納付します。納付方法は口座振替・納付書(コンビニ・銀行)・クレジットカード・スマホ決済(自治体による)などがあります。口座振替にすると納め忘れを防げます。前年所得で計算されるため、所得が変動すると翌年の保険料も変わります。納付が困難な場合は、滞納する前に市区町村に相談し、分割納付などの制度を利用しましょう。
所得がない・少ない場合も国保料はかかりますか?
所得がない・少ない場合でも、均等割(加入者1人あたりの定額部分)は原則かかります。ただし所得が一定以下の世帯は均等割・平等割が軽減されます(7割・5割・2割軽減)。所得がゼロでも軽減後の均等割は負担する必要があります。学生・無職・離職中の方も国保への加入は義務です(他の健康保険に入っていない場合)。所得が少ない場合は軽減制度が自動適用されることが多いですが、所得の申告をしていないと軽減が受けられない場合があるため、所得がなくても申告しましょう。
国保には傷病手当金はありますか?
国民健康保険には原則として傷病手当金(病気・ケガで働けない時の所得補償)はありません。これは会社員の社会保険にはある給付です。つまりフリーランス・自営業者は、病気・ケガで働けなくなっても国保からの所得補償がないため、自分で備える必要があります。所得補償保険・就業不能保険への加入を検討しましょう。なお、新型コロナ等の特例で一時的に傷病手当金が支給された例もありますが、通常は国保に傷病手当金はないことを理解しておくことが重要です。
国保料に上限はありますか?
はい、国民健康保険料には年間の上限額(賦課限度額)があります。2024年度は医療分・後期高齢者支援金分・介護分を合わせて年間約106万円程度が上限です(自治体・年度により異なる)。高所得者でもこの上限を超える保険料はかかりません。ただし社会保険の保険料率と比べると、高所得のフリーランスは国保の方が負担が大きくなることもあります。所得が非常に高い場合は、法人化して社会保険に加入する方が有利になるケースもあります。状況に応じて税理士に相談するとよいでしょう。
国保料を節約する方法はありますか?
①退職時は任意継続・扶養との比較で最も安い選択をする②低所得時は軽減・減免制度を活用③経費計上・各種控除で所得を適正にする(フリーランス)④家族の社会保険の扶養に入れないか検討⑤法人化を検討(高所得の場合)——などがあります。国保料は前年所得で決まるため、所得を適切に申告・管理することが大切です。また所得が大きく減った年は減免制度の対象になる可能性があります。自分の状況に合った方法を市区町村の窓口や税理士に相談して、適正な保険料負担にしましょう。このツールで保険料を試算し、家計管理に役立ててください。

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このツールについて

会社を辞めたり、フリーランスになったりしたときに届く国民健康保険料の通知書を見て、「思ったより高い」と感じた経験がこのツールを作るきっかけでした。国保料は前年の所得や自治体によって計算方法が複雑で、自分で試算するのが難しい制度です。このツールでは、所得・世帯人数などを入力するだけで、大まかな年間保険料の目安をすぐに確認できるようにしています。

掲載している計算式・軽減制度の内容は、厚生労働省や各自治体が公表している資料をもとに整理していますが、実際の保険料率・均等割額は市区町村ごとに異なり、本ツールの結果はあくまで概算です。正確な金額は、お住まいの市区町村の国民健康保険窓口にご確認ください。内容の誤りやご意見はお問い合わせページまで。個人情報の取り扱いはプライバシーポリシーをご覧ください。

最終確認日:2026年8月